ケッチャムのグロ小説を読んで乗り越えた六月のこと

すっかりご無沙汰。5月末、急転直下で引っ越し先が決まり、6月下旬の入居に向けてベソをかきながら大量の荷物と向き合った。 BOOK・OFFの宅配買取や粗大ごみを申し込んで大量に手放したつもりが、段ボールに詰めるのを躊躇するものであふれていてかなり気分…

「スマホに手が伸びるとき」ちょっとだけ冷静に観察してみた

『スマホ断ち』を読んで、自分がスマホを触りたくてうずうずするタイミングを観察してみた。 まず誘惑を感じたのは、その日の仕事が落ち着いて消化試合モードに入ったとき。 もう頭はヘトヘトで、集中力なんて残っていない、何もやる気が起きない、というと…

スマホに振り回されず生きてみる『スマホ断ち』

カル・ニューポートの『デジタル・ミニマリスト』やアンデシュ・ハンセンの『スマホ脳』など、いじりすぎてしまうスマホに対処するための本はたくさん読んできた。 そのなかで1冊だけお勧めするとしたら、断然コレ。 キャサリン・プライスの『スマホ断ち 30…

「過去のモーニングページを捨てる」と決めた理由。もったいないを手放したら開放的だった!

今週のお題「最近捨てたもの」 捨てると決めたら、はやかった。クローゼットのなかで雪崩を起こしていたモーニングページ含むノート類を資源ごみに出した。 個人情報、という部分でちょっと悩んだけれど、そもそも抜き取られてまずい内容は書いていないはず…

親ガチャという未熟さも、カルト集団の歪さも、“神話”で腑に落ちた『千の顔をもつ英雄』感想

物語を作りたいクリエイター必携の1冊として手に取ったジョーゼフ・キャンベルの『千の顔をもつ英雄』。とりあえず、ものすごく難しかった! そもそも著者は神話学者で、バリエーションはあれど根源的なパターンはひとつしかない神話(という物語)の構造に…

よく分からない自分を探すより、「知りたい」世界に目を向けてみる

今年のゴールデンウィークは何もないな〜と思っていたけど、終わってみると三島由紀夫の『金閣寺』を読んだ余韻が深い。 個人的な印象としては、金閣を燃やさねばならぬ「私」の青春小説だった。 鶴川や柏木といった同世代の“友人”から、少なからず影響を受…

「おいしいものを作ろう」という視点

巷にあふれる短い料理動画が実験のようだ、というエッセイを読んだ。*1 意外な組み合わせや、えっこれだけで? というシンプルな調理方法に、おいしそうよりまず「試してみたい」という気になるからだ。 たしかに、“煮込み風”よりも、時間をたっぷりかけて実…

「ずっと書いてみたかった」私のことを書くブログ

日記の延長として開設して、300記事が見えてきた本ブログ(夜明けのマックで号泣した日もあった)について、ChatGPTと考えてみた。 人気記事のタイトルやプロフィール文などの情報を渡して尋ねてみると、「読書、創作、モーニングページ、ChatGPTなどのテー…

まさかの小五郎に泣かされた映画『名探偵コナン 隻眼の残像』ネタバレしない感想

まさか毛利小五郎の涙に泣かされる日がくるとは思わなかったなあ。 コナン映画は見たり見なかったりなのだけど、「脚本:櫻井武晴」に釣られて行ってきた。 『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』は、毛利小五郎と長野県警3人組がキーパーソンの…

ちょっといいノートを使い切った。モレスキンミディアムの使い方

2024年9月、恩田陸のエッセイに触発されて、ちょっといいノートーーミディアムサイズのモレスキンノート*1をおろした。 使い切ったらやってみたいと思っていた、日付を書き込むやつ。自分でもちょっと読みにくいけど、2025年4月17日終了。 YouTube動画で見つ…

『虚無への供物』のゲイバーから始まる耽美な積読リスト

はじまりは、久しぶりに触れた中井英夫の『虚無への供物』が、ゲイバーから始まる物語だったこと。 ずっと再読したいと思っていた作品で、Audiblueにあるのに気づいて聴き始めたら沼だった。 「虚無への供物で当時、流行がゲイバーから始まっていたみたいな…

理想とはほど遠い彼ら『教皇選挙(コンクラーベ)』ネタバレしない感想

初めて予告編を目にした時から気になっていた『教皇選挙(コンクラーベ)』を観てきた。 右といえば左と分かれるくらい、普段は意見が真逆をいく夫と珍しく「これ、観たい」が一致した作品だ。 カトリック教会の最高指導者=教皇を決めるコンクラーベ。世界…

春ワンピをおしゃれ着洗いした4月16日(水)午前

こう呟かずにはいられない、気持ちのいい天気だ~! 洗濯日和。ベランダで揺れるたくさんの洗濯物に満足感を覚える。 引き出しのなかでクシャクシャになっていたノースリーブのニットワンピースをおしゃれ着洗いした。 メッシュのニットカーディガンを合わせ…

ChatGPTの物語の種が良すぎて嫉妬した話。「小説の書き方」を聞いてみた記録

とあるシーンが浮かんでいて、果たして時代背景的にその光景はありうるのかを知りたかっただけなのだけど、ChatGPTが「それを成立させるなら……」と提案してきた話がめちゃくちゃ面白そうで嫉妬した。 たとえば、狂気に囚われた愛の末に、亡き恋人の面影を重…

Kindle Unlimitedで「プロの小説家が教える クリエイターシリーズ」が読める!2025年4月の対象本9冊

日本文芸社の「プロの小説家が教える クリエイターシリーズ」がKindle Unlimitedの読み放題対象になっていた。 書店やSNSでよく見かけるから気になっていたシリーズで、作家志望や創作活動をしている人なら知っている人も多いはず。 備忘録も兼ねて、2025年4…

人に「見せたい夢」になっていないか?

新品のまま積みっぱなしの『すべてがFになる』を差し置いて、kindleで森博嗣の新書『夢の叶え方を知っていますか?』を読んだ。人気小説家の言葉で、「夢の叶え方」が言語化されているって、興味がある。 さすが、リアルに博士というだけあって、理路整然と…

【モーニングページの効果】ジュリア・キャメロンの本内容まとめてみた

何のために、モーニングページは書くのだろう。 「モーニングページ」という言葉を知っている時点で、それが創造性のためとか、頭や心のデトックスのためとか、何となく知っている人は多いはず。 けれど、「なぜ」モーニングページがいいのだろう。 モーニン…

三面記事から生まれた恩田陸の『灰の劇場』抵抗を覚えつつも惹かれた理由

不思議だった。好きな作家で、他の作品と雰囲気が違うというわけでもないのに、途中で読む手がピタッと止まってしまう。 時間が空いて、もう一度最初から読み始めるのだけど、結局また、途中で読むのをやめてしまう。 そんな恩田陸の『灰の劇場』を、3度目の…

画像生成AIへのネガティヴコメントが正論だからこそちょっと怖いなと思った話

最近、ChatGPTの画像生成機能が大きく進化した。 日本語の文章がそのまま画像内に表示できたり、写真をもとにイラスト風に変換できたり、背景を透過して出力できるようになったり。 実際に試してみたけど、思わず「エグ…」と声が出るほどのクオリティの高さ…

「毎日更新」から「毎日ブログ」へ。250日書き続けて見えてきた、ブログとの新しい向き合い方

気がつけば、250日以上。このブログを毎日更新してきた。 たとえそれが短い日記のような記事でも、言葉がうまくまとまらなくても、とにかく「公開ボタン」を押す。 正直、時間がなくて焦った日もあったけれど、それでも毎日続けてきた。 その毎日更新を、い…

不穏な洋館と異常な連続殺人と

赤川次郎の『マリオネットの罠』。いわくありげな古びた洋館もの、大都会を騒がす異常な連続殺人鬼もの、と一粒で二度おいしくて、ものすごーく面白かった! 3ヶ月で100万というおいしいアルバイトのため、古びた洋館に住み込みで家庭教師をすることになった…

更新しないと収益も止まるブログをリニューアルするために考えたこと

週末、あるブログの設計を全体的に見直した。 そのブログはありがたいことに収益化できているけど、更新を止めた途端に収入も止まる。 言ってみれば“労働型ブログ”で、作業しなければお金にならない状態になっていた。 「お金のため」と割り切ってやっていた…

【目標】半分フリーターから完全フリーランスになりたい在宅ワーカー主婦の心境

私は今、完全在宅ワーカーだ。アルバイトしていたインターネット会社が、コロナ禍で在宅勤務に切り替わり、運よくそのまま継続している。 それから他の会社と業務委託してライターの仕事をしたり、ブログ経由で収入があったり、半フリーター、半フリーランス…

マインドマップ提唱者の本を読んだら知ってるのとちょっと違った

メンタリストDaiGoの『超 発想力』で、定番の発想法のひとつとして「マインドマップ」が紹介されていた。 ひとつのテーマから枝を伸ばし、関連する情報を追加して可視化するツールで、家系図を横向きにしたものをイメージすると分かりやすいかもしれない。 …

「りんごは美味しい」が燃えうる世界で生きていく方法

先日、自分の文章に対するヘコむコメントを見かけて、どう気持ちを切り替えばいいのか考えた。 思えば「反論する」というのも選択肢のひとつではあるけれど、正直大人げないと思うし、火に油を注ぐイメージしかない。 the-day-i-cried.com 新刊『「書くこと…

『トーマの心臓』を読んだ。これからどれだけの夜、ふと彼らを思い出しては沼の深さを思い知るのだろう。

今さら、萩尾望都の名作漫画『トーマの心臓』を読んでみた。沼だった。 きっかけは、萩尾望都が大学で創作について語った講義が書籍化されるというネットニュースを見かけたこと。 萩尾望都という物語~女子美での講義より2~ 作者:萩尾望都 ビジネス社 Ama…

ヘコむコメントを見かけてしまった時の対処法

自分の書いた文章について、ちょっとヘコむコメントを見かけてしまった。 誹謗中傷ではなく、かといって修正したり取り下げたりするのもなんか違う。 だってこれが私なんだもの、という類。そこに合う合わないがあるのは当たり前と分かっちゃいるけど、それ…

モーニングページを5年書き続けて辿り着いた「おすすめノート&万年筆」

モーニングページを始めてもうすぐ6年。最初は100均や雑貨屋で購入した適当なノートとボールペンを使っていたけれど、続けていくうちに書きやすさへのこだわりが出てきた。 毎日書くからこそ、少しでもストレスが減って、尚かつ愛着を持てるアイテムだと最高…

異常な心、抑圧された記憶、狂気と憎悪の長編ミステリー『トラウマ』Jケラーマン

古本屋散策中、目に留まった『トラウマ』という1冊。残酷な連続殺人鬼裁判の陪審を務めたことで悪夢に魘されるようになった女性が、自分のなかに閉じ込めていた恐ろしい記憶と向き合うことになる物語。作者はジョナサン・ケラーマン。 臨床心理士アレックス…

ガヤガヤとした居酒屋で二日酔いになりやすいワケ

小粋で落ち着いた店でお酒を飲むのに比べて、ガヤガヤとした居酒屋で楽しんだ翌日は二日酔いになりやすい。 ちょっと言いにくいんだけど、「やっぱりいいお酒っていうのは酔いにくいのねー(逆も然り)」と考えていた。 20代のころ、私は胸を張って「お酒が…