「自分を出す」文章

昨日はnoteで新しいお題企画が発表されていて、仕事の休憩がてらちょっとだけ書いてみた(お題は「上京のはなし」)。

予想はしていたけど、重くなる……! 仮でつけたタイトルからもう負のオーラが滲みまくっているし、私だったら読みたくない。

書きたいと思うシーンははっきりとしているから、切り口を変えてみよう。

そんなことを考えて一旦中断していたら、寝る前に「これなら重くならないかも」というのをぱっと思いつき、とりあえず忘れないようにスマホにメモしておく。今週改めて、落ち着いて書いてみる。

気分転換に『朝日新聞ウェブ記者のスマホで「読まれる」「つながる」文章術』(奥山晶二郎/ディスカヴァー・トゥエンティワン)を少しだけ読み返す。以前、Kindle Unlimitedで読んで面白かった1冊だ。

心に留まった部分が

人と仲良くなりたいなら、まず自己紹介から始めますよね。文章も同じです。文章で人とつながりたいなら、まず、文章の中に「自分を出す」ことが大切です。

小手先のテクニックでPV(ページビュー)は増やせるかもしれないけれど、ただ消費されて終わるのではなく、シェアされ広がっていく=人と「つながる」ための文章をネットで公開するにはどうすればいいか? ということが分かりやすく書かれている。

ちなみに今日このブログで、開設18日目、連続更新18記事目である。数字にするとまだまだ始まったばかりじゃないかと、少し気がラクになる一方で、この頃は「なんだかテイストが定まらないなー」という気持ち。

本当は、三浦しをんのようなゆるくて面白い文章を書きたいけれど(もしくは、恩田陸のようなドライでコーヒーがよく合う文章)、根の暗さがそのまま文に出てきてしまう。

そもそも、日記ブログですからね。何者でもなく「自分」が滲み出るのは当たり前か。それに作家先生のような文章を、自分が毎日更新できるなんて考えるのはおこがましいにも程がある。

内容や書き方はともかくとして、毎日更新自体は楽しい。義務感はないし、早く書きたいとすら思う。

まずは、この気持ちを大切にしていこう。