隠しすぎるのもよくない

気圧のせいかなー、今朝はちょっと我慢できないくらいの頭痛がして、どこかに1回分くらいは残っているであろう市販薬を探して棚や引き出しのなかを漁りまくった。

まあ片頭痛とは長い付き合いで、予定を変更するつもりもなく、起きてから心に決めていた1時間読書を終えたところ。せいぜい集中して読んだのは40分強かな。

現在9時20分。10時からは在宅勤務をはじめる。終業は18時。昼休憩が1時間。

昼休憩は大抵ご飯を食べながらYouTubeでゲーム実況をだらだらと見て過ごしちゃうんだけど、ここでも30分くらいは本読めそうだよなー。

もしくは5分でもYouTubeでエクササイズ動画流しながら体動かしたらダイエットになるんだろう。……けど、毎日清く正しく生きるのは難しい。

でも今日は何となくできそうな気分だから、ここに宣言。お昼休憩は30分の読書と5分のエクササイズをする。

今日乗り越えたら週末だからね、気持ちよく終わろう。

今朝読んだのはKindleで読みかけになっていた『脳が読みたくなるストーリーの書き方』(リサ・クロン、府川由美恵:訳/フィルムアート社)。元から分厚い本というのもあって、ようやく半分進んだくらい。

どうやって物語は生まれてくるのか、というのにずっと興味があって、創作本は好きでたくさん読んじゃうんだけど、これは良書。

テーマを決めて、登場人物を決めて、プロットを作って……みたいな流れを踏まえつつも、もう一歩突っ込んで、じゃあ物語になりそうなタネをどう拾い、どうやって物語に広げていくのかということが具体例で示される。

脳が読みたくなるストーリーの書き方、と銘打っているだけあって、この具体例で登場するキャラクターたちが今後どうなるのか気になって仕方がない! わずかばかりのシーンで感情が動かされるんだよな。

ちょうどブックマークを挟んだ直前では、読者に物語を読ませ続けるために秘密を作る、という方法があるけれど、隠し過ぎるのもよくない、という内容だった。

読者に切迫感を与え、次に何が起きるか知りたいと思わせることが重要だとわかっている作家ほど、何かを〝秘密〟にしておきたがるものだ。そうすれば読者は、秘密を知るために物語を読み続けるものではないか? こうした作家はしばしば、先に読者に秘密を知りたがらせる必要があるのを忘れてしまう(そこに秘密があると知らせることも)。

どんでん返しを狙うあまり、物語の主軸を隠し過ぎてしまい、読者が運よくそこまで読み進めたとしても、大して効果的ではないという。

魅力的な秘密というのは隠されてはいるけど、そこにあることがほのめかされてナンボなんだな。

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