現実を忘れて没頭する何か

スマホでも動画でもゲームでもなく。

本を読むのも頭と目を使ってよくないかなと思って、在宅ワークのお昼休憩中、後半の部をすっきり切り替えて臨むためにノートを開いてみた。

姿勢が悪く、特に昨日は腰が危なかったこと。ここ数日、Netflixドラマシリーズの『自由研究には向かない殺人』を観ていること(原作は読んでいない)。

細々としたやるべき仕事のこと。夕飯に何を作るのかということ。買い物リスト。

れんこんの季節がやってくる。先日スーパーで100g100円を切っていた。

そういえば季節という言葉が好きだな。哀愁を誘う感じがして。

だらだらと書き続けて、その瞬間の気分に言及してみる。

今の気分? あまりよくはない。スッキリしない。うんざりしている。

グチグチ書いていると、現実を忘れて没頭できる何かが欲しいのかもと思う。

数時間前にスクラップした漫画『ドラゴン桜』の作者の新聞コラムを思い出す。実家が抱えた借金地獄のなか、商売から離れて1人になりたくて漫画を描いたこと。

原稿用紙に向かう間は、借金を忘れて空想の世界に没頭できた。(中略)寝る間も惜しむ生活だったが、漫画を描く時間が心のよりどころだった。

誰かに触発されるのではなく、自分の内側から湧いてくるもの。

好きって何だろう。

でもそっか。この現実はこの現実のままでも、自分の内側や心は満ちることがあるのかも。

そう思うと、少し光が差した気分。

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