簡単に作れて、おいしいレシピを見つけるのが宝探しみたいで好きだ。
最近、楽天マガジンで読んで「これは!!!」と思ったのが、料理研究家・上田淳子の『ほったらかしでおいしい!オーブンで焼くだけレシピ』(Gakken)。
230度に余熱したオーブンに食材を突っ込めば、アツアツで見た目も映えるメニューが完成する簡単……もとい暮らしに溶け込むシンプルなレシピ揃い。
ページをめくりながら、あれもこれも作ってみたいと興奮の止まらない1冊だった。
豚肩ロースとオリーブと玉ねぎのオイル焼き
シャリアピンステーキをイメージしたポークステーキ風。マリネした玉ねぎがソース代わり。
マリネというと洒落ているけれど、要は刻んだ玉ねぎをオリーブオイルと混ぜるだけ。オーブンに突っ込む前の過程も少なく、書名通りの簡単オーブンレシピだ。
鶏もも肉とソーセージとじゃがいものガーリック焼き
鶏肉、ソーセージ、じゃがいも、ニンニクをオリーブオイルで絡め、耐熱皿にぎゅうぎゅうに詰め込んで焼いたもの。
仕上げに本家のレモンの皮のかわりに、乾燥のゆずピールを振りかけてみた。
ワインでもビールでもいい。寒い冬にうちでバル気分。柑橘の香りが華やかでますます気分が良くなる。
ヤンソンさんの誘惑
名前の由来が諸説あるスウェーデン料理。アンチョビや牛乳が使われているのに、うっかり食べてしまった菜食主義のヤンソンさんをトリコにした一品、というのを聞いたことがある。
材料は、じゃがいも、アンチョビ、生クリーム、ピザ用チーズ。以上。塩もバターもいらない。
「誘惑って大げさな……」と思っていたら、びっくりするほどおいしい。自分で作っておきながら、えっ、本当に材料これだけですか?
たしかに塩辛くならないかなって心配になるくらいアンチョビを入れた。そのアンチョビの風味を包み込む生クリームと、アツアツのチーズ。そして、きんぴらっぽく細切りしたじゃがいもの食感。
メインでもいいけれど、ココットで作って副菜みたくちょいちょい出したい。ひとりの夜も、ヤンソンさんの誘惑とワインでいいな。
豚肩ロース肉のはちみつみそ焼き
よく混ぜたはちみつと味噌で、豚肩ロース肉を半日以上漬けておく工程が必要だけど、朝のうちに仕込んでおけば問題なし。余熱したオーブンに、タレごと豚ロースと、レンコンを突っ込んで完成。
夫絶賛。しっかり甘めの味付けで、ご飯もビールもススム味。レンコンの火入れが絶妙で、柔らかくなりすぎずシャキッとした歯ごたえがおいしい。
この味付けで、レンコンだけ焼いて副菜にするのもありだなと考え中。
どれも平日の仕事終わりに作って、手軽さも味のクオリティも大満足。もういくつか試したいレシピがあるから、引き続きお世話になります。