
最寄駅そばの小さな花屋さんに、バジルの苗が並んでいた。チャッピーいわく、このポットだけで夫婦2人では消費が追いつかなくなるくらい、これからの季節は育つらしい。

購入後、あいにくの天気が続いてそこまで太陽光を浴びていないはずだけど、明らかに背が伸びている。たったの4日で。小さい葉がいくつもぴょこぴょこ出てきていてかわいいじゃないの。

頻繁にベランダの様子を見に行っては、心の中で(かわいい。早く食べちゃいたい。)と悶絶している。
自分でもどうしてこんなに愛でてしまうのだろうと不思議だったのだけど、ちょうど読んでいた本の中で、ガーデニングには幸福物質(オキシトシン)を分泌させる効果があると知った。
その幸福物質は、人との繋がりでおもに分泌されることが知られているそうで、なるほど、引きこもりには(だからこそ?)小さな緑だけでもあふれんばかりの気持ちになるのだろう。

以前、種から育てた唐辛子の鉢を手放さざるを得なくなったとき、ちょっと涙が出たのも、私の中では単なる植物ではなくなっていたからかもしれない。愛したものとの、れっきとした別れだったのだ。
唐辛子のことは「からこ」と呼んで親しんでいたのだけど、バジルの呼称はまだ決めかねている。夫から「ばじりこ」を提案されているけれど、もう少し考えたい。