縮毛矯正はヘルスケア

Xで縮毛矯正についての論争が巻き起こっているのを見た。

我が子が縮毛矯正をしたがっている、親としてどうするか。論争が飛び交うくらいだから、いろんな正解があるのだろう。

渦中のコメントのひとつに、心がストンと納得する“正解”を見つけた。

縮毛矯正はおしゃれではなく、QOLに必要

Quality of life、すなわち生活や生命の質だ。

来週、縮毛矯正の予約をとっている。

決めたのは論争を目にするずっと前のこと。毎度のことだが、ネットで確定ボタンを押すまでグズグズする。

やっぱり前髪だけにしようか、とか、しばらく人に会う予定もないし、もう少し今のままで粘れるんじゃないか、とか。

クヨクヨするのは、美容サロンでの会話が苦手というのもあるのだけど、やっぱり一番の問題は「お金」である。

縮毛矯正って、1回分はもちろん継続諸々お金がかかる!

(かといって、よく分からない安いところで施術を受けて失敗したらもう取り返しがつかないし……経験者)

私はうねりやすい軟毛で、大抵初めていく美容サロンで「くせっ毛ですね!」と驚かれる。いい感じのパーマに見えればいいのだけど、例えるなら不潔なスヌーピーみたいに顔まわりの髪がもわもわんと広がってしまう。

ちょっとした湿度でも耐えがたいのに、雨の日なんてサイテーの極み。人と会う約束なんて全部キャンセルしてしまいたい。楽しみがすべて色褪せてしまう。

人はそこまで気にしないというだろうし、それが事実だろう。けれど、これは私自身の気持ちの問題なのだ。まわりがどうこうの話ではない。

そう思うと、縮毛矯正っておしゃれのためにやるのではなく、れっきとしたヘルスケアなのである。

自分の心の健康を守ると思えば、安い……とはいえないけれど、サラサラの髪で過ごす自分を想像するだけで、気持ちがぽっと明るくなるのは真実だ。