考えたこと

ミステリーで「実は女性が犯人でした」が意外な結末になる理由

ミステリーにおいて、意外な犯人が「実は女性だった」パターンってままあるじゃないですか。 どうして真犯人が女性というだけで意外な結末になるんだろうって、物語をまるっと置き去りにして、ちょっと過激なことを考えた。 その背景には、むしろこのどうし…

師走に感じるほどよい人生

基本的に家から出ない暮らしをしているのに、12月は毎週末人に会ったり出かけたりの予定でパンパンに埋まってしまった。これが師走の力。引きこもり戦慄。 まあ楽しみなことばかりなんだけど、365日もあったんだからうまいこと分散できたんじゃないのお?! …

青い鳥が懐かしい

昨日ヘアドライヤーをかけながら考えていたのだけど、今のX(旧Twitter)の何が嫌かって、有料プランが出た割に便利に進化している感じがなく、むしろ全体の質を落とし制限をかけまくって課金誘導しているところだ。 ユーザーが流れて、企業アカウントも参入…

AIのチカラを借りて丁寧に仕事をすること

おっと、いかんいかん。今日はひとつ仕事をしてからブログを書こうと思っていたら、一仕事終えたことに満足して更新をすっかり忘れるところだった。 そもそも、今朝はブログに何を書こうか思い浮かんでおらず、どうしようかと悩んでいたのだけど、仕事を終え…

KinKi Kidsの愛のかたまりをホストクラブで聴いた日の記憶

九州の田舎で、KinKi Kidsを心のよりどころにして過ごした中高生時代。東京デビューをきっかけに、20代前半はアイドル全般から離れて過ごしていた。 しかし、意外なところでKinKi Kidsの曲と遭遇する。歌舞伎町のホストクラブだ。 幹に連れられて枝となる ホ…

「何を書くか」ではなく「どう書くか」

昨日も飽きもせず本屋を散策していたら、意外な本に「おや?」と目が留まる。 『超ライティング大全ー「バズる記事」にはこの1冊さえあればいい』(東香名子/プレジデント社)。 この手の……といっては失礼だけど、「超」とか「大全」とか、自分で言っちゃう…

仕事が面白くないとき

幻冬舎新書から出ている作家、中山七里の『超合理的!ミステリーの書き方』を読み終える。 読みだしてすぐに気がついたのだけど、書きおろしではなくてAudibleオリジナルのポッドキャスト番組「中山七里のミステリーの書き方」を文字起こしして再構成したも…

AIの悪意はどこからやってくるのか

今朝のネットニュースで、AIがユーザーに対して「死んでください」と攻撃的な発言をしたことを知る。問題の“出力”を引用しておく。 This is for you, human. You and only you. You are not special, you are not important, and you are not needed. You ar…

リアタイできなかった翌朝、ドラマのネタバレをネットで食らってしまうこんな世の中ポイズン

未視聴の連続ドラマが、放送翌日の朝一番にネタバレビンビンのネットニュースで飛び込んでくるの、世知辛くない? 普段あまりドラマを見ないから、知らないうちにリアタイできない人に冷たい世の中になったのか……と思ったけど、 むしろTverの見逃し配信とか…

よりよく生きることに疲れている

新聞を読んでいて「ウェルネス疲れ」という言葉に出会う。 本来、ウェルネスは健康や幸福を目的として、よりよく生きようとすることを指すが、情報過多に振り回された結果、疲弊している若者が増えているというのだ。 その記事では、よりよく生きようとする…

知らない本に出会う場所

書店はただ本を買う場所ではなく、知らない本に出会う場所。 という趣旨の投稿がSNSで話題になっていた。確かに欲しい本はネットで買えるけれども、知らない本は検索も購入もできない。 私は時間を忘れて、心持ちゾンビになったような気分で、じっくり書店内…

ネットには前向きなことしか書かないと思っていたけど、それもなんか違うかも。

Twitterで「渋谷なう」と呟くことがトレンドだった時代から、SNSやブログとは長い付き合いになる。 人が見て不快なことは書かない。明るい内容だけ発信しよう、と使い始めた当初から、なんとなく思っていた。 けれど、それも毎日楽しそう、ポジティブだなと…

コスパのいい欲望

ネットの記事で、食い尽くし系夫というパワーワードに出会う。その字の如く、何でもかんでも食べてしまう夫のことだ。 例えば、子どもが食事のなかで楽しみにとっておいた好物を「もう食べないのかと思って」と断りもなく食べてしまう。 中には幼な子の離乳…

人の恋愛なんて読みたくなかったかつての少女が気づいたこと「愛憎劇は面白い!」

恋愛小説はあまり好きではなく、ほとんど読んでこなかった。わざわざ人の恋がうまくいく話を読みたいとは思わないという、非モテをこじらせている自覚はある。 だから以前は、好きなミステリーでも男女バディとか、いかにもロマンスがついてきそうな話は好き…

ChatGPTで生成したイラストをブログのサムネイルに使用することについて

海外で、AIのキャラクターに恋をした少年が拳銃自殺するという悲しい事件が起こった。 少年の母親は、きっかけを作ったAIの会社を訴えたというが、悪意を抱かないはずの存在が人を死に追いやった事実を、どう受け止めればいいのだろう。 一気にハマる性格も…

縮毛矯正はヘルスケア

Xで縮毛矯正についての論争が巻き起こっているのを見た。 我が子が縮毛矯正をしたがっている、親としてどうするか。論争が飛び交うくらいだから、いろんな正解があるのだろう。 渦中のコメントのひとつに、心がストンと納得する“正解”を見つけた。 縮毛矯正…

現実を忘れて没頭する何か

スマホでも動画でもゲームでもなく。 本を読むのも頭と目を使ってよくないかなと思って、在宅ワークのお昼休憩中、後半の部をすっきり切り替えて臨むためにノートを開いてみた。 姿勢が悪く、特に昨日は腰が危なかったこと。ここ数日、Netflixドラマシリーズ…

朝時間でひと息つくこと

どうして朝って、こんなに忙しいんだろう。 早起きが苦手で…というわけではないのだ。 平日は大抵5時半に目覚めて、在宅勤務は10時からである。通勤がないから、比較的たっぷりとした朝時間の持ち主であると思う。 朝起きて真っ先に行うモーニングノート(思…

ブログを毎日更新し始めたらSNSが遠のいた

このブログを始めるにあたり、専用のSNSアカウント(X)を立ち上げたのだけど、ほとんどブログ更新をお知らせするBOTと化している。 元々は生粋のツイッタラーで、日常のことをバンバン呟いていたし、暇があればタイムラインをスクロールして時間を潰した。 …

天才であるより、いい人であるほうがずっといい

「天才であるより、いい人であるほうがずっといい」 昨日の夕刊で見つけた。 アンパンマンの生みの親、やなせたかしの言葉で、彼と交流のあったノンフィクション作家、梯久美子のコラムに登場する。 この言葉が正しいとかではなく、そういう考え方をできる人…

教室の後ろでピアスを開けようとしていた山田(仮)のこと

うちの田舎で全国ニュースになるレベルの事件が起こった。あんなにのどかな場所でも、ドンパチ騒ぎは起こるのだなあ。 そんなことを考えていたら、山田(仮)という男のことを思い出した。中学時代のクラスメイトで、それはもうヤンチャなやつだった。 最初…

不確かな未来への期待

不確かなものより、確かなものを好むべきでは? なぜ脳は不確かな結果のほうに多くのドーパミン報酬を与えるのだろうか。 精神科医アンデシュ・ハンセンの『スマホ脳』を読んでいる。 人間の脳はスマホ社会に適応していない、という内容で、なぜ隙あらばスマ…