ようやく血が通いはじめた

くるな、くるなよと強く不安を感じていると、かえってその現象を引き起こしてしまうやつが、今朝の我が身に起こった。

気持ちが悪い。

いつも通りに起きて、ルーティンをこなそうとするけれど、「もしかして、……恐れていた体調不良か?!」と慄くほど気持ちが悪い。

熱があるかといえばその逆で、布団から出てきたとは思えないくらいに身体が冷え切っている。

こういう時はかえって体を動かして血を巡らせたほうがいいと分かってはいるんだけれど、動くのも億劫で余計に身も心もぐったりとしてくる。

観念して、布団に戻る。腕に巻いたスマートウォッチで、タイマー30分起動。

頭まで布団を被って、ほんのりぬくもりを残した湯たんぽ(2個)で暖を取る。

タイマーの振動でハッと気づくと、体はあたたかく、胃の不快感も消えていた。

たまたま在宅勤務の夫が寝室に覗きにくる。「やっぱりメンタルだわ」というと、「あらあら」と笑われる。みなまで言わずとも理解してくれる(はず)の存在というのは有り難い。

近所のスーパーに買い物に出かける。ヘパリーゼとかウコンとか、トマトジュースとかR‐1とか、なんだか元気になりそうなものをカゴに入れすぎてしまった。

今、オリーブオイルを垂らして温めたトマトジュースを飲みながらブログを書いているけれど、体が慰められている気がする。

いっぱいの買い物袋を両肩に担いで店を出たとき、空に飛行機雲が残っていた。

日差しが眩しくて、ああ写真を撮りたいと思うくらいには、今朝から回復している。

歩きながら、ようやく血が通いはじめたなと思った。

f:id:ma1190:20241226102507j:image