今日は、まず最初に「にぎやかな悪霊たち」というイメージでChatGPTにイラストを描いてもらった。かわいい。思っていたのとは違うけど。
都筑道夫の『にぎやかな悪霊たち』を読み終わった。
オカルト研究所に持ち込まれる幽霊騒動を解決していく、ドタバタ喜劇風の連作短編集。ほとんど怖くはないけど、ジャンル的にはホラーになるのかな。お化けが出てくるし。ホラー風コメディか。
SNSで何度か「面白い」という感想を見かけていて、Kindleのセールで安かった時にポチっておいた。
発売が1980年代で、その時の男女間の雰囲気とか、お色気描写とか、ちょっと今にない空気が新鮮だった。広瀬香美の「ロマンスの神様」が似合いそうなヒロインも、今じゃ見かけないタイプだ。
「激写あの世ヌード!」ってカストリ誌にありそうな名前の短編が、地味にいちばん怖かったかも。
物語とはほとんど関係がないのだけど「にぎやかな悪霊たち」の意味がさらっと出てくる部分があって、トリビアを知った気分。
ものすごく面白いとか、ハマったという感じではなくても、続編があったら自然に手が伸びそうだな。
そういえば去年、没後二十年記念で刊行された『都筑道夫の小説指南 増補完全版』が積読のままだったと思い出して少し得した気分。読もう。
メモ。これもおもしろそう。