『オクラ~迷宮入り事件捜査~』感想、昭和の熱血刑事と令和のクール刑事の凸凹バディはどこいった

※※※フジテレビドラマ『オクラ~迷宮入り事件捜査~』のネタバレ感想です! さらにネガティブです!! 物語展開が自分に合いませんでした……※※※

ひっさしぶりに、日本の連続テレビドラマをリアルタイムで完走した。

刑事バディで、反町隆史×杉野遥亮のW主演というんだもの、始まる前からめちゃくちゃ期待していたし、第1話目の掴みは完ぺきオッケー! 事件が悲しすぎて、2回見て、2回とも泣いた。

それが、どうしてこうなった。

昭和の熱血刑事と令和のクール刑事の凸凹バディが見たかったのに!(泣)

警察という大きな組織で、ジェネレーションギャップを感じながらも、泥臭く事件を追ってゆく凸凹バディ。次第に深まる絆。

そういうのを期待していたものだから、蓋を開けてみると王道の刑事ドラマではなくて、なんというか、そこから派生したぶっ飛んだ二次創作を見ているような気分になった。

ドラマのコピーに「この2人、混ぜると危険」みたいなのがあったけど、そんなケミストリーはどこにあったのだろう。

混ぜたから危険なのではなく、警察組織がヤバすぎて翻弄される末端の人たち、という感じだった。

物語の成立に「キャラブレ」がご法度なのはよく分かった(毒)

こんな展開あり得ない、とブツブツ文句をいいながらも、顔面最強バディを拝みたくて全部見た結果、入口と出口で主演2人のキャラクターが変わりすぎていやしないか?

最後の令和刑事の「ありがとうございましたぁっ!」って、君はいつからそんな体育会系になったのか。というか、そんなにアツく感謝の言葉を投げかけられる相手かね、彼奴は。

一番納得いかないのは、昭和刑事の身内殺しである。いくら敵とはいえ、お前の正義とは何だったのかと問いたい。

そうまでして食い止めたい事件のスケールもよく分からなかった。そこまでして防いだとして、すぐ二の矢、三の矢と飛んでくるだろうに……。

ぶっ飛んでいてもいいけど、リアリティは欲しい。キャスティングも最初の設定も最高だっただけに、コレジャナイナ……という感想でした。供養!

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