『羊たちの沈黙』を読む+『禁忌の子』を買った!

トマス・ハリスの『羊たちの沈黙』(新潮文庫)を読んでいる。

昨日カフェで上巻を一気読みして、このブログを書いてPCを閉じたら、読みかけの下巻を開くつもり。今日中に読み切りたい。

今になってあの『羊たちの沈黙』を読んでみようと思ったのは、少し前にアメリカ初といわれるシリアルキラーを取り上げたノンフィクション、『万博と殺人鬼』(エリック・ラーソン/ハヤカワ文庫NF)がめちゃくちゃ面白かったからだ。

もう一度言う、めちゃくちゃ面白かったのだ。

the-day-i-cried.com

それで、シリアルキラーもののフィクションも読みたいなあ~と、思い出したのが『羊たちの沈黙』である。映画では2、3度観たことがあったけど、原作は未読のままだった。

展開を知っているとはいえ、クラリスレクター博士のやりとり、チルトンの嫌なやつっぷり、現在進行形で行われる犯罪など、どこを読んでもハラハラとして面白い。

そういえば、普段あまり小説を読まない夫の「ハンニバル・レクターって実在のシリアルキラーかと思っていた」発言に驚いた。でも確かに、実在しないって思うと不思議な感じ……?

そして、クラリスの上司クロフォードが格好良すぎてキュンキュンしている。

クリミナル・マインドのホッチ(トーマス・ギブソン)や、テレ東の横山秀夫サスペンスの朽木(仲村トオル)みたいな雰囲気で妄想が広がる。小説のいいところ!

羊たちの沈黙』の後に読もうと思って、山口未桜の『禁忌の子』(東京創元社)を買ってきた。話題の第三十四回鮎川哲也賞受賞作品。

普段、読んだことのない作家の単行本にはなかなか手が出ないんだけど、同級生かつ医師同士のバディものであること(一人は美形っぽい)、自分と瓜二つの溺死体の謎を追うという不気味なあらすじに文庫化まで待てそうになかった。気が遠くなるわ!

信頼のおける読書垢の方が大絶賛していたのも決め手のひとつ。楽しみだ。