空港に向かう前、関之尾の滝に行った。
日本の滝100選にも含まれている、宮崎県都城市にある大きな滝だ。
風のない気持ちのいい陽気で、滝に向かって歩いているとアウターを脱ぎたくなるくらいぽかぽか。年の瀬とは思えない暖かさだった。
滝の目の前に吊り橋がかかっていて、大迫力の道中だ。
空と雲の組み合わせが良い感じ。
40分遅れの飛行機で羽田に戻り、日常が戻ってきた感じにほっとする。
あまり大晦日という感じがしない。年明けの初売りセールを狙って、眼鏡を買いに行くのが楽しみなくらいかな。
今回の帰省は夫がトランク、入りきらなかった荷物を私がバックパックで持つという分担だったのだけど、帰りはお土産だなんだで岩を背負うほどの重さになった。
「持ってあげましょう」と、トランクもバックパックも運んで帰ってくれた夫の優しさに、私も返していける人間になろう。
今回の帰省をきっかけに、夫婦でちょっとだけ今後のことについて話せたのも大きな収穫である。
帰り間際「触ってあげて」といわれて、妹のふくらんだお腹に手を伸ばす。不思議な感覚。赤ん坊を守るため、ヘルメットを重ねているみたいなお腹だった。
父はこれから20回を目指して、年に1度は三姉妹夫婦と両親で集合したいという。
そうだよ。長生きしてよね。