2025-01-01から1ヶ月間の記事一覧
結局のところ、ストーカーは自分以外は愛せないのであり、にもかかわらず彼は自己懐疑から他者を必要とせざるを得ない。 春日武彦の『屈折愛 あなたの隣のストーカー』を読んだ。 精神科医の視点から語られるストーカーは、心の病などではなく<歪み>だった…
『これからのAI×Webライティング本格講座 ChatGPTで超効率・超改善コンテンツSEO』(瀧内賢)を読み終えた。 ちょうどいい難易度。「理解できる」「なるほど」が多いと、読んでいて楽しい。 前回の概要から一歩踏み込んで、今回はプロンプトについておさらい…
戦慄のストーカー小説を読んだ流れで、Kindleでずっと積読していた『屈折愛 あなたの隣りのストーカー』を読み始める。精神科医・春日武彦の本。 古典的ストーカーと現代的ストーカーの違いや、実際のストーカー事例などぞっとして興味をそそる内容が盛りだ…
作家になるのに、決まった手順があるとも思えませんが、まず本を読むこと、書いてみること、この二つに尽きるのではないでしょうか。 赤川次郎の本に『ぼくのミステリ作法』というのがある。創作にまつわるエッセイと実作の2部に分かれていて、前半に登場し…
昨日に引き続き、栗本薫の『あなたとワルツを踊りたい』について。今回は、ネタバレしないと語れない部分を書くので閲覧注意。 ワンクッションのリンクは、上から読んでいる途中の感想、読了後のネタバレしない感想。 the-day-i-cried.com the-day-i-cried.c…
栗本薫の『あなたとワルツを踊りたい』を読んだ。 ここ最近で読んだ長編小説のなかでも、かなり余韻を引きずる内容で、ネタバレなし、ありの両方で感想ブログを書いてみようと思う。 今回は「ネタバレしない」編。といっても、かなり突っ込んだ感想です。 あ…
Kindleの年始のセールで購入した栗本薫の『あなたとワルツを踊りたい』を読み始めた。 思えば珍しくサンプルも読まず、“普通”の女性がストーカーの恐怖に襲われる戦慄のサイコサスペンスというあらすじと作者買いしたのだった。 物語は、その普通の(あらす…
※江戸川乱歩『悪霊』のネタバレ……というか考察(という名の妄想)入ってます! 「一人美しい人が死にました。そして、又一人美しい人が死ぬのです」 『悪魔の紋章』に続いて、青空文庫の江戸川乱歩作品「あ行」に並んだ『悪霊』を読み始めた。 the-day-i-cri…
※テレビドラマ相棒23シリーズ第10話「雨やどり」のネタバレ要素含みます! 録画していた相棒を見た。第6話の「薔薇と髭の夜明け」といい、今シーズン面白いお話多くないか?! the-day-i-cried.com 雨降る美術館前。赤い傘をさす女性を待ち続ける青年。彼は…
書店でぱらぱらめくって、これは良さそうだと買ってきた『これからのAI×Webライティング本格講座 ChatGPTで超効率・超改善コンテンツSEO』(瀧内賢)を読んでいる。 「初心者ではなく初級者を読者に想定している」というだけあって、具体的な内容ではあるけ…
スマホのいじり過ぎが気になって、先日読んだカル・ニューポートの『デジタル・ミニマリスト スマホに依存しない生き方』。 数日経っても、頭のなかで「孤独が足りない」という言葉がずっと残っている。 スマホをいじりすぎてしまう弊害は、ひねり出さずとも…
何と皮肉なパラドックス。密室は、ふしだらに開きっぱなしなのだ。 再読の『46番目の密室』(有栖川有栖)。やっっっっぱり、おもしろかった。 海外でもそこそこ名の知れた<日本のディクスン・カー>と呼ばれる密室ミステリーの巨匠が、気の置けない同業者…
今年はじめて引いたおみくじは、小吉だった。 やっぱり大吉、せめて吉がいいと、見た瞬間は少ししょんぼりしたけれど、書かれている内容は悪くない。 思わぬところで願いは叶うし、仕事は新しい分野で道が開けるし、運命的な出会いはあるし、お金も無理せず…
スマホの青空文庫アプリでちょこちょこ読んでいた江戸川乱歩の『悪魔の紋章』。あ行から始まる作品リストの上位にあった長編、というだけで開いてみたら、なんだこれ、めちゃくちゃ面白かった! 『悪魔の紋章』は、実業家・川手庄太郎のもとに届いた謎の脅迫…
今週、日経新聞の夕刊で、作家の三浦しをんが連載エッセイ「こころの玉手箱」を担当していて楽しみにしている。 昨日は、彼女のエッセイでちょくちょく出てくる同居人パキラ(植物)が取り上げられていて、しかも本人のカラー写真付きだった! 話には聞いて…
有栖川有栖の『46番目の密室』を再読している。臨床犯罪学者・火村が探偵を務める大人気<作家アリス>シリーズの1作目だ。 犯人や大まかなトリックは覚えていて、前回はさらりと読み流していた地の文や描写がやけに鮮やかに映って別の楽しみがある。 たとえ…
人気はてなブロガー、フミコフミオの『神・文章術 圧倒的な世界観で多くの人を魅了する』は、書くことで人生がより良くなる系の1冊だ。 前回の感想のほか、「書くこと」と「悩み」の関係性が興味深かったので記録しておく。 the-day-i-cried.com 多くのケー…
日頃のスマホのいじりすぎに危機感を覚えて、カル・ニューポートの『デジタル・ミニマリスト スマホに依存しない生き方』を読んだ。 たとえば、映画や人との会話、食事など、目の前のことに集中できないほどスマホのことが気になる状態は、「寝室にスマホを…
DOMOTOへの改名にともない、最初で最後のKinKi Kidsコンサート2024-2025に行ってきた。 ファン歴は、いちおう21年。自分のなかの虚像を愛しすぎるあまり、初めて見る動く2人にどんな感情がわくのか少し怖くもあった。 興奮して号泣するとか、うっとりと夢見…
振り返ると、「書きたい」という気持ちは、お金や賞が貰えるかもしれないと考えるよりずっと前から確かにあった。 おそらく小学生くらい。どうして「書きたい」と思うようになったか考えてみると、「好きだから」というより「口下手だから」だった気がする。…
3連休初日だ。今日はパソコンを一切開かず(そのためスマホから更新している)、スマホもなるべく触らず、とことん文字を読むことにこだわってみるつもりだ。 2025年に入って、実用書が続いている。新年に燃えるというより、なんとかしなきゃという焦りの感…
「明日在宅だから、モーニングでも行ってみない?」と夫に誘われ、今朝はうきうきしながらガストに行ってきた。 思えば、午前7時過ぎに出かけるのは、久しぶりだ。 登ってくる朝日を遮らない、大きな道路に沿って歩く。駅に向かうスーツ姿の男性たちは静かで…
私はどうやら、背負うものがある美男美女カップルに弱いらしい。 年始早々どハマりした『悪役令嬢の中の人』のコミカライズ版。枕元に既刊の5冊を積んで、夜な夜なお気に入りのページを読み返していてふと気づいた。 悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のた…
年末に、Amazonギフトカード5,000円分を手にした私は最強だった。 ここぞとばかりに、気になっていた電子書籍をまとめ買い。「ほしいものリスト」に突っ込んでおいた本たちを、お得に買えて大満足だ。 『大人になっても「書くこと」を好きでいたい君へ シナ…
2024年12月に購入したKindle Paperwhiteのカバーがめちゃくちゃよかった。 買おうと思った理由は、旅行でも普段の外出でも愛用しているユニクロのラウンドミニショルダーバッグに入れて、Kindleを持ち歩きたくなったから。 もともとは自宅だけで使うつもりで…
意味のある偶然の一致。シンクロニシティってこういうことなんだろう、と思うことがあった。 年明け、立て続けに読んだ2冊のなかで「自分をあきらめない」という言葉に出会う。 貯金がないことにより、あわてたり、妥協したり、自分自身をあきらめたり、だま…
六本木ヒルズの森タワーに行ったことのある人なら、「ああ、あれか」と察しのつく人も多いと思う。 巨大な蜘蛛のオブジェを作ったアーティストの個展に行ってきた。フライヤーによると国内27年ぶりの大規模個展。その名も ルイーズ・ブルジョワ展 地獄から帰…
読みきれなかった『悪役令嬢の中の人』5巻をトランクに投げ込んで2泊のホテルステイ、スタート。 いや〜、正直3巻後半くらいから、恐れていた中だるみというか、飽きの予感にスピードが落ちていたのだけど、5巻でやっぱり面白いな! と巻き返した。やっぱり…
眼鏡新調。新春セールを狙っていたのだけど、結局定価のやつにオプションでブルーライトカットを追加してもらう。 スニーカーはお買い得になっていたNIKEのダンク! 淡いグリーンっぽい色合いがずっときれいだと思っていて即決。夫と色違い。 『悪役令嬢の中…
新年早々、『悪役令嬢の中の人』のコミカライズ版にどハマり中。昨日お試しで2巻まで、本日最新刊まで買いに走る予定だ。早く本屋開かないかな! 自分とは無縁なジャンルだと思っていた、いわゆる転生モノ。乙女ゲームのヒロインと悪役令嬢に転生した2人の現…