さつまいもの季節がやってきた。
近所のスーパーでこんもり並んでいるのも見て、今週の在宅ランチにさつまいもを使った具だくさんスープを作りおきしておこうと決める。
具材はさつまいもとしめじ、冷蔵庫に残った野菜を使いきるとして、問題は味つけである。
ネットで「さつまいも スープ」と検索していくつかレシピを見ていると、鶏がらスープの素とバターの組み合わせが目に留まった。
これまで考えたことのないコンビネーションで、味の想像もつきそうでつかない。でも間違いなくおいしい予感がする。
第1回さつまいもスープの覚え書き
さつまいも1本、にんじん1/2本、しめじ1袋、ピーマン2個、塩適量、水300ml、鶏がらスープの素小さじ2、バター20g
本当なら玉ねぎも加えたかったが(水分も出るだろうし)うっかり切らしていた。
具材に対して液体(スープ)の量が少なかったので、水をプラス150ml、それに合わせて鶏がらスープの素もプラス小さじ1でもいいかもしれない。もしくは、水分の出る野菜を加えたほうがより濃厚でおいしくなりそうでもある。
作り方は電気圧力鍋に具材を入れ、全体にさっと塩を振る。水と調味料を加えて「加圧3分」。以上。
(コンロと鍋で作る場合も基本は一緒で材料をすべて入れ、蓋をしてぐつぐつ煮込めばOK)
蓋を開けた瞬間、立ち上る湯気を吸い込んでとんでもないものを作ってしまった気がする。
改めて大きく吸い込むと、まずはバター、それからさつまいも、しめじの香りが次から次に食欲を刺激する。スープを味見してみると「……うっま!」と思わず声が出てしまった。
とにもかくにもさつまいもの甘さが全面に出ていて、バターのコクと油分で舌においしさが残り続ける。鶏がらスープの旨味がまた野菜だけのスープとは思えぬ満足度に引き上げている。
アクセントにたっぷりのブラックペッパーを挽いておいた。
今週はもうこれ以上のいい仕事ができそうにない。