夫に付き合ってアマプラで『M3GAN/ミーガン』を再視聴する。
やっぱり、良かった。2度目なのでショッキングなシーンを全編自主カットできた(視聴回避のポーズで夫に展開をフライングで伝えてしまった感は否めないが……すまぬ)音楽も好きでサントラが聴きたい。
海外の映画評に「コメディ・ホラー」とあって、どこに笑いの要素があるのか全くピンとこなかったが、今回は突っ込みどころにも気づく。
ホストである子どもを守るために、自ら学習してみるみる優秀になっていくミーガン(美少女型AIロボット)。頭が良い割に、標的をヤるタイミングを学ばない。
きっかけからの実行が早すぎて、それじゃ主人公たちが疑われちゃうだろー! 頭良いんだから、もっとこう上手いことできるだろと思うけれども、あの即断ぶりはちょっと笑える。
▼1度目の視聴
それから、Kindle Unlimitedで仁木悦子の『緋の記憶』(講談社文庫)を読みきる。小さな探偵事務所に勤める男を主人公にした連作短編集で、どの作品も色にまつわるタイトルがつけられている。
一番好きだったのが「暗緑の時代」。無名の画家の遺作展で、1枚の絵が盗まれかける騒動が起こる。
居合わせた主人公によって食い止められるが、盗んだところで金銭的な価値のない1枚。不思議に思った画家の妻に依頼されて調査に乗り出すと、その絵にはある殺人事件の秘密が隠されていた。
昭和の作品というのもあって現代の感覚とマッチしない部分はあるものの(とりあえずどこでも煙草吸いまくる)、彼女の作品は文章がきれいだなと思う。描写がクドすぎず、良い意味で素っ気ないのが好みだ。
プライムデー最終日の駆け込みで、大幅値下げのKindke本を9冊買う。おそらく半額以上になって、約6千円ちょい。
紙とは違って、閲覧権を買っているに過ぎないと思うと複雑な部分もあるけれど、今では新刊で入手できないものも多いので良しとする。