モーニングページ歴6年目が見えてきた今、不規則になっていた枚数を初心の3ページに戻してみた。
それから早3週間、休みの日も欠かすことなく、毎朝3ページを書いている。
3ページを埋めるのにかかる時間は、およそ25分。どんな日でも30分はかかってないよね、というライン。
今回は、私なりのモーニングページの書き方を言語化してみた。
モーニングページ3ページは誰だって書ける
毎日3ページを書くというと驚かれることもあるけれど、そもそもモーニングページは日記や作文とは違う。
頭に浮かんできたことをひたすら書いて吐き出す行為で、考案者の言葉でいうところの「脳の排水」である。
だから、3ページも書くことがないっていう人は、感覚的にはむしろ珍しいなって思う。一瞬でも頭のなかが無になるって、そうそうないからだ。
ようは捉え方の問題で、誰だって書けるんだよ、3ページ。
書くことがないというより時間がない、というほうがありえる話。私は30分早く起きることで解決した。
モーニングページをするする書ける魔法の言葉
もし、モーニングページをするすると書ける魔法の言葉があるとすれば、「今、どんな気分?」と自分に問いかけること。
たとえば、目覚めたときから気になっている憂うつなやり残し。「どうして昨日のうちにやっておかなかったんだ」。
あるいは憂うつな気分から雨音がやけに気になって「ものすごく雨が降っている」と書き始められるかもしれない。
この魔法の言葉は書き出しだけに限らず、3ページを埋める途中、ペンが止まりそうになった時に何度でも使える。
モーニングページにはどんなことも吐き出していいから、「まだ2ページもあるんですけど!」と、ルーティンそのものについて愚痴ってしまうのもアリ。
「今、どんな気分?」を細分化していく
「今、どんな気分?」から書き始めたら、その気分にまつわる出来事や感情について細分化していく。自分について深堀していくイメージだ。
「憂うつだ」→「何が?」→「仕事」→「どうして?」→「楽しくない」etc...
矢印で直進しているようだけれど、問いかけは無数にあって、分岐しながら進んでいく。「楽しいって何」でもいいし「最近の楽しくなかった仕事ナンバーワン」でもいい。
ある意味でモーニングページは自分との対話だから、あまりキツく当たりすぎず、寄り添えるといいよな、と思う。
文の途中でもひらめきには飛びついてみる
人間って不思議なもので、ひとつのことをやっているようで、頭のなかでは色んなことを考えている。
モーニングページをつらつら書いているときもそう。「そういえば!」と思い出したり、「それいいかも」とアイディアが浮かんだりする。人はそれをひらめきと呼ぶのかもしれない。
モーニングページは誰に読ませるものでもないし、正解もないから、どこで文章をやめようが自由だ。むしろ、ぱっとひらめいたほうに飛びついて新しく書き始めるほうが、クリエイティブ的にはいいだろう。
私の場合、書いている途中で「そういえば、こんな夢を見たんだった!」と思い出すことがあって、言語化することでよりビジョンが鮮明になっていくのに興奮する。
そんなひらめきや夢が、そのまま創作やブログなどに使えるわけではないけれど、アイディアのストックにはなる。
ただ、そのためにモーニングページを書こうというのは本末転倒で、自分の頭のなかを掃除してみるくらいの感覚がちょうどいい。
思った以上にゴミが吐き出されて、頭のなかがスッキリ軽くなる。